アトリエ きままな台所

【お店の基本情報】
店名:きままな台所(キッチン)
ジャンル:イタリア料理
住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂3893-1
営業時間: 11:00~15:00
定休日:不定休
HP:http://www.waiwaiatelier.com/

【著者の評価チャート】
※著者が実際に
味わってみた評価です。
多少偏りがあります。
グラフ

霧島温泉市場の近くにあるイタリア料理屋さんです。霧島温泉市場近くと言っても、細い坂を登っていきます。本当にこの道であっているのだろうか?と不安になりかけたころ、かわいい看板が出てきます。もしかして子供のいたずら?はたまた狐につままれたのか?と思ってしまうような手作り感。そばに流れる小川、そして人の手が入っていないようなリアルな自然。自然の食材が売りのイタリア料理だというが大丈夫なのだろうか・・・?とここで少し不安になってしまいます。笑

きままな台所

そんな思いを胸に隠し、ひたすら歩いていくと・・・。見えました!ログハウスみたいな感じで、あ、これは人が作ったものだ!と安心。ただ最初に見える建物はレストランではなく、藍染の服や和食器、雑貨を扱うギャラリーと藍染の工房「森のテラス 夢楽」。その奥にレストランがあります。

きままな台所

ギギーっと音がなる木とガラスの扉を開けて中に入ったところがレストラン。扉も窓も台風がきたら吹っ飛びそうな感じでしたが、人の手のぬくもり感があります。すぐ後ろが山なので土砂崩れとか大丈夫かな・・・という不安もありつつ、中へ。

この日は雨は降っていなかったのですが、あいにく曇り空。屋外のカフェスペースもあったのですが、中で食べさせてもらうことにしました。他にお客さんがいなかったので、ほぼ貸切状態。本当に森の中にあるので鳥のさえずりや風の音、小川の水の音などがBGM。まるでタイムスリップしたような空間でした。

きままな台所

近くに「霧島アートの森」がありますが、そこの雰囲気となんとなく似ているなと思います。窓から見える景色がまるでアートでした。自然の中にちょこっとテーブルセットがおかれているシーンとか。窓のフレームが「額」のようです。そういうのって素敵ですよね。

そしてやっと、お料理の話。
前菜。さすが地元の新鮮な野菜が売りのレストラン。工夫が凝らされていますが、そんなにきつい味付けはされておらず、素材そのものが活きるようなあっさりした味付でした。若者にはちょっと物足りないかな?と思いますが、見た目も味も十分楽しめました。

テーブルクロスやランチョマットなどは、隣の工房で作られた藍染が使われていました。とても素朴でいて洗練さも感じる藍染。トレイやグラスなど布以外のアイテムには、基本ブルーが使われていて藍染の深いブルーと見事にマッチしています。グラスのブルーが華やかさを演出しています。食事以外にも全てのアイテムにこだわりというか統一感を感じることができました。
デザートのパンナコッタも美味しかったです。自然のいちごジャム?とパンナコッタが見事に融合。そういえば、私が小さいとき、近所の山によく「山いちご」を採りに行っていました。もしかして、このいちごジャムも「山いちご」なのかな・・・?目の前の山から採ってきたものかもしれないな、と考えながら美味しくいただきました。

ちなみに「山いちご」、普通のいちごとの違いは、小さいつぶつぶがいっぱいついていること。ぶどうの小さいバージョンといったところでしょうか。田舎育ちの人たちに聞いても、このいちごを知っている人は今まで2人くらいしか会ったことがありません。私の地元では誰でも知っているメジャーな果物だったのですが・・・。ただ、そんなに甘くはないです。子供が自分で探して自分で採って食べれるので、それが楽しくていつも山にイチゴを摘みに行って、その場でみんなで食べていたものです。たくさん採れたときは家に持って帰って、冷蔵庫に入れていましたが、両親はじめ、自分も冷蔵庫に入れたイチゴを食べることはありませんでした。いつの間にか捨てられていました(涙)。正式にはナワシロイチゴというようです。

自然を楽しみながら美味しく味わった後は、隣のギャラリーへ。藍染の服や雑貨がおかれています。自然と藍染の組み合わせはすごく素敵でおしゃれなのですが、自分の私生活に藍染を取り入れるのは難しく何も買うことはなかったのですが、なんとも穏やかな気持ちになる空間でした。

【併設する施設の基本情報】
店名:森のテラス夢楽(ムラ)
オリジナルデザインの藍染めの服、日本各地の陶器や雑貨を取り扱うギャラリー